プレイ時間
2021年7月2日~25日、83時間でエンディング、実績は50/63。
かなり寄り道をした方だと思いますが、メインストーリーを追うだけならもっと短くクリアできます。なお、難易度はVery Easy。(理由は後述で…)
ゲームシステム
拠点と拠点を移動し、物品(時に人間)を運ぶゲーム。
どこが面白いの?!と言われたら、そこが面白い、としか答えようがない。
最初は荷物を運ぶにもフラフラで、石に躓きながら荒れ道を踏破するのは何も楽しくない!
おまけに倒せる手段が無くて、逃げ回るだけの序盤のBT戦では面倒さを感じる人も多いです。ここらでかなりの人がコントローラーをぶん投げます。
が、そこは難易度を下げてしまっても、ある程度プレイほしいところ。
トロコンするならともかく、難易度を高くしたまま進めるメリットは特にないのがデスストです。余計なプライドは捨てるのも時にはアリ。
戦闘
戦闘は主に2パターン。
対人のミュール/テロリスト戦と、この世ならざるモノのBT戦の2つ。
この世界では人が死ぬと一定時間後にBT化してしまうので、なるべく殺さず気絶させるのがベター。ステルスで近づいて気絶させるのもいいんですが、荷物でぶんなぐったり、投げたりして倒しちゃうのが楽でした。
銃の扱いはFPS下手くそ過ぎて、全然使い方わからないままクリアしました。
男なんだから拳で語ろうぜ!
BT戦についてはとにかく面倒の一言。
BT出現地帯を息を潜めて横切ろうとすると、BBのストレスが溜まり過ぎる。→BTコンニチワ!で、プレイヤーのストレスマッハになります。
とはいえ、下記のことを守れば大丈夫だと思いました。
- BT地帯に入ったら、ゆっくり歩く
- 突っ切ろうと思わない。なるべく避ける。どうしても突っ切る場合はBBをあやしながら進む。
- スキャンは完全に立ち止まってから。じゃないとBTが見えない。
話を進めていくと倒すアイテムも十分集まるので、Easyくらいに難易度を落として、あえてハンターに捕まり、キャッチャーを倒してしまうほうがお手軽でした。
ストーリー
メインシナリオについては世界観に浸ってほしいのでノーコメント。
輪廻転生やあの世という概念がある文化圏の人ならともかくも、キリスト教圏では理解が難しいテーマだったのではないかと思います。本編で起こる出来事は理解はできても、前後の全てが語られていないので、考察必須の作品です。
あの人類が静かに絶滅しつつある世界で、確かに自分たちが存在した痕跡を次の種へと残そうとしているのが、DEATH STRANDING(死者の座礁)なのかなと感じました。
総評 ⭐⭐⭐⭐
人を選ぶゲームなので、万人向けではない。
萌えキャラも出てくるわけでもなく、貴重なシャワーシーンはおっさんのケツを眺めるハメになる。荒廃した陰鬱な世界をひたすら移動するだけのつまらないゲームに感じる人も多いだろう。特に対人FPSが好きな人には面白さはピンと来ないかもしれない。
が、どのように移動手段を使ってもいい、
どうやってクリアしてもいい、
どんな風に足跡を残すかはプレイヤーの自由だ。
フィールド上に残された誰かの装備品や設置物に助けられ、また自分が設置したアイテムも見知らぬ誰かの役に立つ。
そして敷設した国道の上でこう思うのだ。
確かに、この世界に自分が存在した痕跡は”在る”のだと。そんなゲームでした。